皆さん、今日は。先程ご紹介に預かりました王歓歓と申します。王様の王で歓迎の歓と書きます。縁起のいい名前で自分でも気に入っています。また本日わが校にこんなにたくさんの新入生を迎えることができて大変嬉しいと思います。皆さんも知っているとおり、今は競争の激しい時代です。でも、最近はただ漫然と学校に通う遊ぶ気分の遊学や、責任のない学生の身分に逃げ込むモラトリアム人間が増えております。それでも、技術者になるという明確な目標を持って学ぶ皆さんはまさに新時代に即した生き方を歩むわけで、先見の明があると言えます。
皆さんの先輩としてこの学院での二年間の学習生活を過ごし、間もなく卒業が近づく私はここで自分の感じ取ったことを簡単に述べたいと思っています。もしこれが皆さんに少しでも役に立つことがあったら嬉しいと思います。
まず、学院の紹介から始めます。学院の特徴は二年間にわたって専門技術を確実に習得するために効果的で充実したカリキュラウムガ組まれていることであります。教える先生の方々も真剣ですし、学ぶ学生も真剣で火花の散るような真剣勝負の中でカリキュラウムをこなしていきます。
明確な学習態度がなければならなりません。一般的に成績のいい学生にひとつの共通点があります。それは授業をサボらないで先生の講義をまじめに聞き、出された宿題をまじめに完成することです。したがって、一日や二日欠席してもいいだろうと安易な態度では技術習得という目的は達成できません。一日も疎かにできないという厳しさを今から胸に刻んでおいてほしいと思います。
温故知新しなければなりません。学んだ知識は忘れやすいから新しい知識を学ぶとともに以前学んだものもしっかり身につけなければなりません。必ず繰り返して復習しておく必要があります。
積極的にいろいろな活動に参加して習った知識を生かさなければなりません。外国語というのは聞き、書き、読み、訳しだけではありません。もっと大事なのはそれを日常の会話の中で正確に生かすことです。つまり、相手とのコミュニケーションがスムーズに行われたらそれで十分です。このような能力は日頃の練習を通じてこそ養うことができます。例えば、電子ゲームに乗り込んでばかりいないでその時間を惜しんで日本語のチャットルームに入って日本人と話をしたり、普段できるだけ日本語で友人と交流したりすることです。
要するに、本校の卒業生は数多くの企業で中堅技術者として重要な仕事を担当しております。皆さんもこれからの先輩たちの目覚ましい活躍に続く決意でこの二年間、しっかりと勉強してください。
一つの仕事ひとつの勉強を成し遂げるには二倍三倍も準備する心がけがあってこそはじめて素行することができるのです。とても意味深い言葉ですね。これが皆さんに贈る私のはなむけの言葉です。ご清聴ありがとうございます。
|